梅雨が早く開け、暑い日が続きますね。
この暑さは植物油や石けん・精油の劣化を早めるのではないかと、心配しています。
手作り石けんの生地の色付けに使われる主なパウダーの分類としては、
・植物系パウダー(ハーブや野菜パウダーなど)
・鉱物系パウダー(マイカやクレイなど)
どちらもメリット、デメリットがありますが、今回は植物系パウダーの退色について。
植物系と鉱物系 どちらかと言うと・・・植物系の方が色の退色が早いです。
また太陽光や照明などの光で更に退色が促進されます。
そして、植物系パウダーの中でも退色の早いもの穏やかなものと分かれます。
見本①
多配色の石けん。
色付けには【竹炭・ヨモギ・藍・ナツメ】のパウダーを使用。
右側の写真は半年以上経過した教室に飾っていた見本。
(照明の当たる明るい場所で保管)
右側の写真のAの方が照明の光が当たりにくい場所に、Bの方が照明がダイレクトに当たる場所に置いていました。
作成直後とABを比べると・・・
竹炭はほとんど変化がなく、藍は若干薄くなった感じが。
ヨモギとナツメは薄くなっていますね。
特にBはヨモギはほとんどわかりにくくなり、ナツメがごく薄く残っています。
見本②
春のハーバル薬膳石けん2022。
こちらも緑はヨモギを茶色はナツメを使っていますが、照明の当たる場所に置いておいた右側の石けんはどちらも退色が進み、特にヨモギの方が退色をしています。
うーん。ヨモギはどちらかというと退色が早いのでしょうか?
これはあくまでも2つの実験の結果であり、尚且つ照明・明るい部分での保管による退色なので、しっかり熟成から使用まで暗所で保管をすれば退色は出来る限り遅らせることが出来ます。
こんな風に比べたりお伝え出来るように、退色したり酸化した石けんも教室内に飾っています。
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