ハーブの浸出と基材


【お知らせ】
5月9日まで厚木市対面講座はお休みをさせて頂いています。
対面講座ご希望の方は5月9日以降のご希望日をご相談下さい。




ハーブを使った石けん ハーバルソープ カレンデュラ石けん カレンデュラ 2024


廣田農園さんのカレンデュラの乾燥が終わり、自宅の花壇のカレンデュラも花付が良くなってきました。

写真左2つは廣田農園さんのカレンデュラをドライにして、植物油と無水エタノールに浸出。
右2つは、自宅カレンデュラをフレッシュのまま無水エタノールとグリセリンに浸出。
(グリセリンには防腐作用の基材を添加)


ハーブを使用する際には、どの成分を浸出させたいのか?

によって、ドライとフレッシュ。
浸出させる基材の選択が必要です。

例えば。
<カレンデュラのオレンジや黄色の植物色素カロテノイド類を浸出させたい場合>
カロテノイド類の多くは脂溶性成分なので、植物油や無水エタノールなどが効率よく成分を浸出できます。※サフランやクチナシに含まれるカロテノイド類は水溶性成分。


またドライとフレッシュ。
同じgを使用した場合はドライの方がより濃く成分を浸出でき、フレッシュだと水分が入るので長期間の浸出は植物油の劣化や原料植物の腐敗にもつながりやすいので注意が必要です。


浸出の効率は落ちますが・・・。
今回 自宅のカレンデュラをフレッシュのまま無水エタノール・グリセリン・シアバターにも浸出。
(シアバターの写真を撮るのを忘れてしまいました)
フレッシュを使用すると菊用の香りがシアバターにほんのりと移行。
その分 色素成分のカロテノイド類の浸出はドライよりも格段に落ちます。(同じgを使用した場合)


ちなみに。
写真右2つの様に花のまま浸けるとオシャレに見えますが、原料植物と基材が触れる面積が多い方がより成分が浸出されるので、浸出の効率としては写真の浸出の仕方はマイナス。



脂溶性?水溶性?香り?・・・浸出したい成分。
手作り石けん?ハンドメイドコスメ?・・・何に使用するか?
効率・・・
等によってハーブの状態・浸出基材を変えるといいですね。


5月~限定カレンデュラソープは、廣田農園さんのカレンデュラむらじを使用した石けん講座の詳細は後日UPします。




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