【生活の木*基礎科】第2回*植物油とレッドパームソープ

旧ブログからの移転記事になります。


生活の木ハンドメイドギルド認定手作り石けん基礎科

全6回の講座を通じて、石けん作りの基本を学ぶ講座になります。
講座終了後 5回(コマ)以上受講された方に生活の木「ハンドメイドソーパー基礎科修了書」を発行し、次のステップに進みたい方には、生活の木で開講している手作り石けん講座 応用科に御申込み頂けます。

リクエスト講座になりますので、ご希望の方は日程などご相談ください。

 

第2回目
植物油について&肌をいたわるしっとり石けん

この基礎科では、全5回の座学・実習を通して「1人でレシピを作成し、石鹸を楽しく作れるようになる」ことが、目標の1つです。
そのため第6回目の卒業制作では、第5回目までで学んだことを元に、生徒様ご自身にレシピを考えていただきます。

 

レシピを作成するために

  • 苛性ソーダや水分量などの計算が出来るようになること
  • それぞれの植物油に含まれる、脂肪酸の特徴を知ること

が基礎知識として必要になります。
「脂肪酸」と聞くと難しい印象がありますが、どんな脂肪酸がどのくらい含まれた植物油を使用するかで、石けんの出来上がり・使い心地が変わります。
基礎科ではどの脂肪酸が、石けんの硬さや泡立ち・肌へ作用するのか、ベースの部分を学びます。

 

実習は鮮やかなオレンジ色。
カロチンとビタミンEを豊富に含むレッドパームオイルを使用した石けんを作成。
石けんによく使用されるのは、レッドパームオイルを脱色精製したホワイトパームオイルですが、どちらもパルミチン酸を含み石けんの硬さや溶け崩れやすさに作用します。

第1回目に作成した、オリーブオイル石けんとの色やトレースの出方・泡立ち・使い心地の違いを比べ、使用する植物油(脂肪酸)によって、出来あがる石けんが変わることを、実感してほしいと思います。